ゴールデングラブやベストナイン...オフシーズンに入り次々と賞が発表されています。
パリーグでは若手投手の活躍が目立ちました。
こちらでは、プロ野球2021年のパリーグ投手の活躍を振り返ります!
プロ野球2021パリーグの投手を振り返る
2021年のパリーグの新人王争いでは3人の先発投手の名が挙がりました。
最有力と言われているのは、オリックスの宮城大弥。2019年にドラフト1位で入団。ルーキーイヤーは一軍に登板したものの16回のみだったため、2年目も新人王資格を得ています。今季は開幕ローテーションに入り込み安定感のある投球を披露していました。
その宮城に対抗するのは、日本ハムの伊藤大海と楽天の早川隆久。
伊藤は2020年にドラフト1位で入団し開幕から先発。新人記録に並ぶ23イニング連続奪三振を記録しています。一方、早川も同年にドラフト1位で入団。初登板で白星を挙げ、シーズンは球団左腕最多9勝7敗をマークしました。
このように、パリーグでは新人投手の活躍が目立ちました。パリーグの新人王には誰が選ばれるのか、注目したいところです。
No.1 山本 由伸(オリックスバッファローズ)
オリックバッファローズのエースとして今季26試合に登板した山本。プロ5年目の今季は自身初の開幕投手を務め18勝5敗、防御率1.39をマークしました。5月28日のヤクルト戦からは15連勝と圧倒的なピッチングで相手打線をねじ伏せます。
日本シリーズ第6戦では残念ながらチームが敗れてしまったものの、9回141球、11奪三振を奪い、6安打1失点の好投を見せました。クライマックスや日本シリーズといった大事な場面でも、しっかりと投げきり、チームの勝利に大きく貢献しました。
また、パリーグで最優秀防御率、勝率第一位、最多勝、最多奪三振の四冠に輝き、満場一致で沢村賞を受賞しています。
山本 由伸の2021年シーズン成績
試合数 | 26試合 |
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防御率 | 1.39 |
勝利 | 18 |
敗北 | 5 |
奪三振 | 206 |
勝率 | .783 |
No.2 宮城 大弥(オリックスバッファローズ)
オリックスでは山本投手が注目されがちですが、プロ2年目の宮城もリーグ優勝に大きく貢献しました。
1年目は2軍で最多の6勝を挙げ10月には1軍デビューを果たします。今季は18試合に登板し9勝4敗、防御率3.26、リーグ2位となる13勝を挙げました。
また、初舞台となる日本シリーズでは、第2戦目に先発し5回まで圧巻のパーフェクトピッチングで相手打線をねじ伏せます。20歳という若さながら完成されたピッチングを見せる宮城。来季のさらなるレベルアップに期待です!
宮城 大弥の2021年シーズン成績
試合数 | 23試合 |
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防御率 | 2.51 |
勝利 | 13 |
敗北 | 4 |
奪三振 | 131 |
勝率 | .765 |
No.3 田中 将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
2013年に24勝しチームを日本一に導いた田中。メジャー移籍後は6年連続2桁勝利を挙げ、圧倒的な存在感を放っていました。今季は8年ぶりにプロ野球へ復帰。23試合に登板し、防御率を3.01にキープしたものの、援護に恵まれず4勝9敗に終わりました。
しかし、オリックスのエース・山本との投げ合いでは8回4安打2失点の好投。安定感のあるピッチングで相手打線をねじ伏せました。また、23試合の登板で17度のクオリティースタートを記録するなど先発としての仕事は果たしています。来季は打線の援護がもらえれば、チームの柱として活躍していきそうです。
田中 将大の2021年シーズン成績
試合数 | 23 |
---|---|
防御率 | 3.01 |
勝利 | 4 |
敗北 | 9 |
奪三振 | 126 |
勝率 | .500 |
No.4 上沢 直之(北海道日本ハムファイターズ)
昨シーズンは怪我から復活し、15試合でチームトップタイの8勝した上沢。今季は開幕投手を務め、先発ローテーションの主軸として活躍。12勝6敗でチーム最多勝利を挙げています。また、11試合クオリティースタートを記録するなど安定感のあるピッチングを披露しています。
11月には札幌ドームで最も活躍した選手に贈られる「札幌ドームMVP賞2021」を受賞。上沢が受賞したのは3年ぶり2度目となりました。契約更改では目標としていた1億を超え大台に乗っただけにチームからも期待される選手です。
上沢 直之の2021年シーズン成績
試合数 | 24試合 |
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防御率 | 2.81 |
勝利 | 12 |
敗北 | 6 |
奪三振 | 135 |
勝率 | .667 |
No.5 益田 直也(千葉ロッテマリーンズ)
鋭く落ちるシンカーを武器としているリリーバーの益田。昨シーズンは最多タイの54試合に登板し31セーブをマーク。10年目を迎える今季は、67試合に出場し防御率2.24、奪三振率9.51、38セーブを記録し、8年ぶり2度目となる最多セーブ投手を受賞。
リーグ優勝を逃し2年連続2位でシーズンを終えましたが、益田は守護神としてチームを支えていました。7回国吉、8回佐々木、9回益田として救援陣が安定し、救援防御率は3.24をマークしています。来季もリリーバーの中心として活躍が期待できそうです。
益田 直也の2021年シーズン成績
試合数 | 67試合 |
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防御率 | 2.24 |
勝利 | 3 |
敗北 | 6 |
奪三振 | 68 |
勝率 | .333 |
プロ野球2021パリーグの投手振り返りまとめ
この記事では2021年パリーグ投手の活躍を振り返りました。
今シーズン優勝したオリックスは、先発・山本と宮城が2人で31勝を挙げチームに大きく貢献していました。また、ルーキーではドラフト1位で入団した投手が開幕からローテーションに入り込み、シーズン通して活躍を見せるなど、投手レベルの高い年となっています。
来季は先発ローテーションで活躍していた新人たちが、2年目のジンクスに負けずに成績を残すことができるのかが楽しみなところです!