華麗な連携プレーに卓越した技術。「ゲッツー」はその集大成とも言えるチームプレイの一つで、スピード感やダイナミックな動きに魅了される人も多いです。
そんなゲッツーですが、
「そもそもゲッツーってどういう意味?」
「ダブルプレーと何が違うの?」
「6-4-3の数字とは?」
野球を見ている人なら一度は、このような疑問を思った事があるのではないでしょうか?
そこで今回は、ゲッツーの意味や語源について解説していきます。
ゲッツーの意味と語源
そもそもゲッツーとは、チームメイト同士の掛け声として使われてきた言葉でした。
アウトを獲る「GET」と「2アウト」が合わさった言葉で内野手が「2アウト獲ろうぜ」のような意味で「ゲッツーゲッツー」と仲間に声掛けしていたのが語源です。
ところが、TV実況などで「6-4-3ゲッツー!」のようにダブルプレイの時に使われはじめ、現在では本来とは少し違う意味合いで広まっている和製英語です。
ゲッツーとダブルプレーの違い
ゲッツーとダブルプレーは基本的には同じ意味です。ですので、どちらを用いても間違いではないですし、明確に分類されているわけではありません。
あえて言うなら、TVなどでホーム側が守備時にダブルプレーをした時に配慮としてゲッツーという言葉が使われる事が多いです。
6-4-3?6-6-3?ゲッツーの数字の意味
「6-4-3」「4-6-3」という数字をよく聞きますよね。これは、守備位置によって振り分けられた守備番号(ナンバー)です。
メンバー表にこの数字と名前を付けて置くだけで打順と守備位置がすぐにわかるという長所があります。
1・・・投手(ピッチャー)
2・・・捕手(キャッチャー)
3・・・一塁手(ファースト)
4・・・二塁手(セカンド)
5・・・三塁手(サード)
6・・・遊撃手(ショート)
7・・・左翼手(レフト)
8・・・中翼手(センター)
9・・・右翼手(ライト)
「6-4-3」の場合、
ショート→セカンド→ファーストと渡ったプレイの事を指します。
ショートが自ら二塁を踏んでファーストに送る「6-6-3」だったり、中には「2-9-5」といった一見では良く分からないゲッツーも存在し、実は奥が深いです。
まとめ
この記事では、ゲッツーの意味や語源について解説してきました。ゲッツーとは、そもそも仲間うちの掛け声として使われていた言葉です。
TVなどで使われるようになり現在ではダブルプレーと殆ど一緒の意味で使われるようになりました。
また、守備番号については知らなくても全く問題ない小ネタですが、知っているともっと野球が楽しめようになるかもしれません。