「友達に野球観戦に誘われた。ルールくらい覚えておこうかな」
「プロ野球にちょっと興味があるけどルールを覚えるのが大変そう」
このように思うあなたへ。このページでは、プロ野球の最も基礎となるルール
- 勝敗の決め方
- 試合の流れ
- スコアの入り方
について解説していきます。初心者でも「今、試合がどのあたりでどちらが勝ってる」という一番基本的なところが分かるような内容となっていますので、観戦のお供にご覧ください!
野球の勝敗の決め方
非常にざっくりまとめると、プロ野球は9回の裏が終了した時点で多く得点していたチームが勝ちとなります。
野球は決められた試合時間があるわけではなく、表・裏というターン制で行われるのが特徴のゲームです。この表や裏の「回」については後述する「試合の流れ」で説明していきます。
9回で勝敗がつかなかった場合
9回の裏が終わって同点、もしくは両チームとも無得点だった場合、延長戦に突入します。延長戦は12回まで行われ、それまでに決着が着かなかった場合は引き分けとなります。(2020年のプロ野球は、新型コロナウイルスの影響で延長戦は10回までに短縮されました)
試合ごとのの流れ
野球は、1チーム9人でプレーし、両チームが9回の裏まで得点を競うスポーツです。
一方のチームの攻撃時に、もう一方のチームが守備につきます。
それぞれのチームが攻撃する番を「表・裏」と呼び、1回の表から9回の裏まで行われます。なお、英語ではこの回ごとをInning(イニング)と言い、表をTop、裏をbottomと呼びます。
1回の表(1イニング・トップ):Aチーム攻撃でBチーム守備
1回の裏(1イニング・ボトム):Bチーム攻撃でAチーム守備
2回の表((2イニング・トップ):Aチーム攻撃でBチーム守備
2回の裏(2イニング・ボトム):Bチーム攻撃でAチーム守備
3回の表((1イニング・トップ):Aチーム攻撃でBチーム守備
3回の裏(1イニング・ボトム):Bチーム攻撃でAチーム守備
と交互に続けていき、9回の裏まで両チームに9回ずつ攻撃・守備の機会があります。
回(イニング)ごとのゲームの進行について
とても簡略化すると、回ごとのゲームの進行はこんな感じです。
- ピッチャー(守備チーム)がボールを投げる
- バッター(攻撃チーム)はそのボールを打ち返す
- バッターが空振りするかファールを打つか、ストライクゾーンの球を見送ると審判が「ストライク」と判定
- バッターはストライクを3つ取られると「アウト」
- バッターがボールを打ち返した場合、その結果について審判が「セーフ」か「アウト」か判定する
- 攻撃チームがアウト3つ(3アウト)を与えられると攻守交代
「回」の一連の流れを簡単に説明するとこのようになり、表の攻撃と裏の攻撃をセットで1回と呼び、これを9回まで行っていきます。
つまり、攻撃チームは如何にアウトをとられずに点をとるか、守備チームは如何に点をとられずに3アウトをとるか、回ごとに競います。
野球の点の入れ方
野球では、攻撃チームがダイヤモンドを一周し本塁を踏む事で得点が入ります。
ダイヤモンドとは?
フィールド上に菱形に設置されたベースの総称です。
半時計回りに、
1塁(ファーストベース)
2塁(セカンドベース)
3塁(サードベース)
本塁(ホームベース)
と数え、得点を入れるには一塁(いちるい)から順番にベースを踏んでいかなければなりません。
得点の流れ
- バッターがピッチャーの球を打つ
- セーフだった場合、塁に出て走者(ランナー)となる
- 走者は、次のバッターの打球を見て次の塁へ進む
- 交代になる前に走者が本塁に到達すれば1点が入る
ここまでが、得点の流れになります。
攻撃は野球の醍醐味であり、非常にルールが複雑です。
はじめのうちは「走者がダイヤモンドを一周したら1点!」くらいに、覚えておいてもいいかもしれません。
まとめ
今回は野球の超基本である「勝敗・一試合の流れ・点の入れ方」について説明させていただきました。
9回の裏終了時点で多く得点してる方の勝ち
3アウトする前に如何に得点をするかを競う
走者がダイヤモンドを一周したら1点
初心者の方はまず、このくらいの感覚で覚えておくといいと思います。もう少し、詳しくルールを知りたいなと思ったらぜひ他の記事も参考にしてみて下さいね。