野球の基礎知識

先発・中継ぎ・抑えの役割の違いは?ピッチチャー・キャッチャー適性などを解説

野球のピッチャーとキャッチャーの役割や適正解説

野球の用語でよく聞く「ポジション」という言葉。名前は知っているけど、それぞれどんな役割をしているのか、分からないという方も多いのではないでしょうか。

ポジションとは守備時についた9つの定位置のこと。今回は、そのなかの投手(ピッチャー)と捕手(キャッチャー)について解説していきたいと思います。

野球のポジション・投手(ピッチャー)の役割とは?

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野球にとって「投手」とは、試合展開を決める大きな役割を持つポジションです。

投手(ピッチャー)の調子が悪ければ、ストライクが入らずランナーが出てしまいますし、甘い球を投げれば、ホームランを打たれて一点が入ってしまいます。

しかし、どんなにランナーを背負ってしまっても、点が入らなければ結果オーライ。投手の役割とは、”点を与えず、試合を作ること”だといえます。

そして投手というポジションには、大きく分けて「先発」「中継ぎ」「抑え」という役割があります。

それぞれどういった役割があるのでしょうか。

先発の役割

試合の初めから投げる投手のことを「先発」と言います。エースと呼ばれる選手もこのポジションについていることが多いです。

先発に求められるのは、「できるだけ長く投げ、試合を作ること」です。

そのため、安定した球を100球以上投げるスタミナやコントロールが必要となります。

また、打順が何回か回ってきても対策されないために、「複数の球種を投げられる選手」が向いていると言われています。

例:菅野智之(巨)、千賀滉大(ソ)

中継ぎの役割

先発ピッチャーがスタミナ切れの時や、ランナーを背負ってしまった時などに救援登板する投手を「中継ぎ」と言います。

中継ぎ投手は、他人が出したランナーを途中からアウトにしなければいけない場面も多く、基本的にピンチを背負った状態で登板します。

そのため、少ない球種でアウトを取るための「強力なストレートや変化球」、何事にも動じない「メンタルの強さ」が必要となります。

例:祖父江大輔(中)、モイネロ(ソ)

抑えの役割

中継ぎからバトンタッチして最後の回を投げる投手を「抑え」と言います。抑えの1番の役割は”絶対に点を与えないこと”です。

最終回にきっちり試合を閉めることが仕事なため、ランナーを背負わずに3アウトを取ることが理想です。

そのため、バッターから三振を取れるような「コントロール」「速球や変化球」「メンタルの強さ」がある投手が向いていると言われています。

例:山崎康晃(De)、増田達至(西)

野球のポジション・捕手(キャッチャー)の役割とは?

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捕手(キャッチャー)は、投手の球を取るだけではなく、守備の司令塔として指示を出し配球を決めるという重要な役割も持っています。

投手の調子を考えつつ、対戦する打者の特徴や試合状況を見て戦略を練っていくことから、”投手の女房役”とも呼ばれています。

また、盗塁を阻止することも捕手の役割の一つです。走られてしまった時に素早く刺す「肩の強さ」、タッチしやすい所に投げる「スローイングの正確さ」が必要となります。

例:大城卓三(巨)、甲斐拓也(ソ)

まとめ

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今回は、「投手・捕手」ポジションの役割や適性についてご紹介させていただきました。

投手には先発・中継ぎ・抑えと3つのタイプがあることが分かりました。どのポジションでもピンチに負けないメンタルの強さや高い技術が求められます。

また、捕手は投手の球を受けるだけでなく、試合展開を読んで上手くリードする重要なポジションと言えます。

自分の気になるピッチャーの球はどんなキャッチャーが受けているのか、バッテリーで見てみると、より野球を楽しめるかもしれません。

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