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ハマっ子が語る2021年の横浜DeNAベイスターズ振り返り!活躍選手や2022年の可能性

2021年の横浜DeNAベイスターズを振り返る

2021年のレギュラーシーズンを、6年ぶりの最下位で終えた横浜DeNAベイスターズ。新監督・三浦大輔には悔しい一年となりました。

この記事では、2021年の横浜DeNAベイスターズの成績を振り返り、来季の期待したいポイントを解説していきます!

【2021年横浜DeNAベイスターズ】チーム成績

三浦監督がシーズン開始時に挙げていた「機動力野球」ですが、盗塁数はわずか31で12球団ワースト。1点が確実に欲しい場面やチャンスの場面で、得点を決めきれない試合が多く見られました。

しかし、今季一番の敗因は「投手陣の崩壊」です。チーム防御率4.15、勝利数54と、こちらも12球団ワースト。先発の最多勝利数は6と二桁に届いていません。先発・中継ぎ・抑えのどのポジションでも安定した成績を残せなかったことが敗因と言えるでしょう。

ここまで厳しいことを言いましたが、打者陣はいつにも増して好調でした。1番桑原・2番牧・3番佐野・4番オースティン・5番宮崎の5人の打者全員が打率3割を超えてシーズンを終えています。

昨年まで調子の波が荒かった桑原がシーズンを通して活躍。ルーキーの牧が数々の記録を塗り替え新人特別賞を受賞するなど、横浜が得意とする「攻撃的野球」は健在。打者陣は来季も期待できそうです。

【2021年横浜DeNAベイスターズ】守備で活躍した3選手

こちらでは、2021年に横浜DeNAベイスターズの中で守備で活躍した選手を紹介します。

【復活のリリーバー】砂田 毅樹

今季唯一、投手陣の中で安定した成績を残していた砂田。昨年の17試合から、今季は出場機会が58試合と増え、防御率3.24、被安打26、被本塁打1、奪三振27をマークしシーズンを終えました。

2019年は不調から一軍を離れていましたが、ベースの踏む位置を変えるという新しい投球スタイルで、抜群の安定感を手に入れます。その結果、9月の広島戦までは15試合無失点を記録するなど、良い投球が続いていました。シーズン中はピンチの場面で起用されることが多いですが、しっかりと火消しを行いチームを救っています。

【不動のリードオフマン】桑原 将志

プロ10年目の桑原。昨年まで打撃不振で悩んでいましたが、今季は4年振りに規定打席に到達。自身初の打率.310、最多本塁打の14をマーク。課題とされていた精神面も安定し、リードオフマンとして地位を確立しました。

また、ロメロが初完投した試合では4回にスーパーキャッチを披露するなど、打撃だけでなく守備でも大きな活躍を見せています。フライを落下させる平凡なミスもありましたが、守備の代名詞とも言えるダイビングキャッチを披露。彼のお陰で1点を防げたという場面も多くありました。来季も不動のリードオフマンとして活躍してほしいところです。

【期待のキャッチャー】山本 祐大

プロ4年目で今季初の一軍入りを果たした山本。正捕手を務めていた伊藤光の代わりにスタメンでの出場が増えます。シーズン中は「二塁への送球タイムが最速1秒8台」という強肩を生かし、盗塁阻止する場面が多く見られました。

ファームでの盗塁阻止率は.619を記録していることもあり、今後も強肩を生かしたプレイが期待されるでしょう。一方で、打撃には大きな課題があります。今季は打率.131。山本が打線の穴となっていました。来季に課題を克服して、正捕手の座を勝ち取ることができるのでしょうか。

【2021年横浜DeNAベイスターズ】攻撃で活躍した3選手

こちらでは、2021年に横浜DeNAベイスターズの中で攻撃で活躍した選手を紹介します。

【横浜の希望】牧 秀悟

2020年のドラフト2位で入団した。プロ一年目ながらスタメンに定着し、打率.314、本塁打22、打点71をマーク。シーズン終盤では4番に抜擢され、チームの主軸として活躍していました。

また、35二塁打やルーキー初のサイクル安打など数々の記録を更新し新人特別賞も受賞しています。シーズン中に研究されながらも、持ち前の対応力で打撃を修正。ベテランのような安心感のある選手となっています。来季は2年目のジンクスも跳ね返し、活躍してほしいところです。

【攻撃の要】タイラー・オースティン

今季は新型コロナウイルスの影響で入国が遅れてしまったオースティン。規定打席には届かなかったものの、打率.330を記録し、チーム最多の本塁打28、打点74をマーク。シーズン中は47試合で11球団から本塁打を達成しています。

また、オリンピックにもアメリカ代表として出場。打率.417、本塁打2、打点7を記録。アメリカ代表の銀メダルに大きく貢献し、大会ベストナインやMVPを受賞しました。2022年から3年契約(4年目はオプション)で残留が決まっており、来季の活躍も楽しみにしています。

【ハマの安打製造機】宮崎 敏郎

今シーズンは141試合に出場し、打率.301、本塁打16、打点73を記録した宮崎。4度のシーズン3割・6年連続の二桁本塁打を達成をしており、安定した成績が魅力。三振が少なく、どんな投手にも対応できる選手と言えるでしょう。

32歳の今年にFA権を取得し、他球団への移籍が心配されましたが、6年の長期契約で合意。「生涯横浜」を宣言しています。チームの中では年長者にあたるため、若手選手の見本となる成績を期待しています!

【2021年横浜DeNAベイスターズ】来季へ向けて改善点・期待

ベイスターズの改善点は2つ。投手陣が離脱せずにシーズン通して安定した成績を残すこと、打者陣が犠打・盗塁を強化し丁寧な野球ができるようになることです。

この問題を解決するため、球団はコーチ陣を大幅に入れ替えしています。1998年に三浦監督とともに優勝を経験した、石井琢朗・齋藤隆・鈴木尚典が帰還。また、巨人で指導していた相川亮二や、データ分析を得意としている小杉陽太もコーチに就任、小谷正勝をアドバイザーに迎えています。

投手陣に関しては、今永・東・田中健が復活しており来季の活躍が期待されます。抑えを山﨑・三嶋が争うのか、新外国人のクリスキーがハマるのかは、まだ分かりませんが、このポジションがしっかりと定着すれば来季のAクラス入りも見えてくるでしょう。

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